関西と首都圏で「イフタールの会」が開かれました

2017-07-13

 
オマーンを含むイスラム圏で行われる重要な宗教行事ラマダン(断食月)が、今年は5月下旬から始まりました。断食中、日没後に初めていただく食事が「イフタール」です。イフタールは丁度日本のお正月のように一族郎党家族や友人などが集まり、ムスラヒ大使によればオマーンでは60人・70人が一緒に食事をするのは珍しくないそうです。

日本オマーンクラブでは遠く母国を離れているオマーン人留学生に少しでもこの特別な伝統を味わってもらいたいと「イフタールの会」を毎年開いています。今年はオマーン人留学生が多数滞在している関西地域と首都圏の2か所で開催されました。双方とも現地の会員(鷲見朗子様、三橋昌恵様)がコーディネートを引き受けて下さいました。また札幌にも留学生がおり、北山明様がイフタールを計画してくださいましたが、留学生の都合により開催されませんでした。ご多用中にもかかわらずコーディネートを引き受けて下さいました会員の方々にこの場をお借りして事務局より厚くお礼申し上げます。

[首都圏:横浜]
6月16日(金)の夜7時の少し前から、横浜のアラビア料理店Al Ainにメンバーが集まりました。参加者は、神奈川と東京に学ぶ、オマーン人留学生4名と日本人を中心とする大学生3名、それ以外のクラブ会員3名の10名です。

学生たちは、部活動やミーティングなどに追われて忙しい中、順次会場に集まりました。イフタールで最初に食べるとされるデーツに始まり、飲み物や料理がどんどん運ばれてきます。学生たちはそれぞれの通う大学や専攻についてなど、自己紹介をしながら尽きることなく歓談しました。

同じ大学に通う日オの学生も多く、ときにはレバノン人の店主も交えて各大学の研究者の話にまで発展するシーンもありました。さらに、何語が話せるか、どんな国に行ったかという質問から、国ごとのジェスチャーの違いや暑い気候でスカーフをかぶるのは暑くないのかなど、話題は世界に広がります。また日本語を勉強するオマーン人学生に「日本語の会話を英語で説明して!」など、生きた語学の勉強にもつながりました。


 
9時前にはレストランを出ましたが、各学生にはオマーンクラブからデーツと、レストランより提供を受けた”Muslim friendly Restaurant Guidebook Kanagawa”が配られました。その後、学生たちは近くのカフェに場所を変え、10時近くまでおしゃべりを楽しみ交流を深めました。(文 三橋昌恵さん)

[関西]
当クラブ会員で京都ノートルダム女子大学教授の鷲見朗子先生、Eman Al Maamaniさんのご尽力で、6月25日(土)夜の7時頃から、オマーン人留学生10名、日本人学生5名、クラブ会員の鷲見朗子先生、石川玲於奈さん、江村の合計18名が、大阪心斎橋にあるトルコ料理店Nazarに集まりました。お互いに「アッサラームアライクム」「ラマダンカリム」と、アラビア語で挨拶をしながら、久々の邂逅を喜び合いました。最初に、鷲見朗子先生が日本オマーンクラブから「関西の大学にも、多くのオマーンの留学生が在学しているので、関西でイフタールの会を持ちましょう」と提案されて、昨年から関西でイフタールの会を持つことが出来て本当にうれしい、と、述べられました。留学生も喜んでいました。


 
イフタールの最初は、デーツを食べます。それから、飲み物や、料理が、どんどん運ばれてきました。若い学生たちは、イフタールの夜ですから、もりもり食べています。オマーンと日本の若者達が、同じ国の若者のように、アラビア語、英語で、お喋りを楽しんでいました。賑やかに、そして、楽しく、いつまで盛り上がっていきました。(文 江村彩子さん)