サマーパーティ(真夏の夜の暑気払い)

2025-09-18

 

お盆は過ぎてもまだまだ暑さが続く8月21日の夜。

オマーン大使館隣にあるレストラン「ラ・メンサ・ジャスミン」にて、日本オマーンクラブ恒例の「サマーパーティー」が開催されました。

  司会の玉澤恵里さんの進行でサマーパーティはスタート。冒頭 ジョーンズ享子会長からご挨拶をいただきました。会員の中には年一回、サマーパーティーにのみ参加される方も多数おられるとのこと。このサマーパーティは旧交を温められる貴重な機会となっているようです。

ゲストの駐日オマーン大使ブサイディ大使のご紹介に続き、オマーン人留学生達も名前と留学先の学校と学部を一人一人紹介されました。男子よりも女子学生が多い印象。オマーン国は女子教育にも熱心な国のようです。

  

その後元在オマーン日本国大使 神長善次様が乾杯の音頭を取られ、日本とオマーンの共通点やその友好の歴史についてお話しされました。オマーン大使や元在オマーン日本大使の方々が参加されるパーティーというので、オフィシャルで 堅苦しいパーティかと思いきや、どこか手作り感のあるホームパーティーのような雰囲気もあり、和やか に進んでいきました。お会いした方とご挨拶させていただくと、学者の方、石油会社、コンサルティング会社、薬品会社など色々な分野の会社で活躍されている方がおられ、参加者はまさに多士済々。    社会人になってから出会う人というのは、同じ会社・業界など「ビジネス」がメインの繋がりか、同じ大学やスクールなど「学び」によって出会う事が多いですが、こういった「オマーン」という遠いアラブの国との関わりで、カジュアルに様々な業界の人々と出会えると言うのは、非常に興味深い繋がりだと感じました。「オマーン」を知りつつ、オマーンを通して改めて日本という国を知る・・・そんな貴重な場になっているようでした。

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また、オマーン人留学生で日本語がとても上手な方とお話しましたが、「名探偵コナン」が好きで13歳から日本語を勉強しているそうで、イントネーションから表情まで日本人と同じで違和感を感じず、この日一番のサプライズ。最近のアニメについて話しても、すぐに分かり、しっかりと感想をもっていました。海外の方にアニメ好きが多いと聞いていましたが、オマーンにもいらっしゃった事に驚き、オマーンでも日本のアニメを見て、楽しまれている事に、オマーンとの距離がグッと縮まった気がしました。

お 料理は(人生初体験)の「ハラール」仕様のお料理。「豚肉料理はない」と聞いていたけれど、確かに豚料理はなく、野菜の他は鶏肉や魚料理などが多くありました。オマーンは、アラビア半島の南端にあり、海に面しているため、オマーンの方々も魚料理には馴染があるのかと思いました。

お楽しみアトラクションは、オマーンクラブ会員の北山明様と娘の朝美さん、孫の礼生さんによるファミリー三世代ミニ・コンサート。

                        

最初はフルート奏者の娘さんとお孫さんのピアノによる合奏。お孫さんは中学2年生との事ですが、大人顔負けの音色でお母様のフルートをよく引き立たせていました。その後、北山明様による、こだわりのフォークソングコンサート。北山様の声は、高音もよく伸びてしっかりコントロールできていて、プロ顔負けでした。またお嬢様のフルートがしっかりと演奏を支えておられ、流石の一言。

                                         

最後は北山様親子の演奏で、全員で「浜辺の歌」「見上げてごらん夜の空の星を」を合唱。歌声の中にとても綺麗なソプラノが聞こえてきて、自分で歌いつつも歌声に聞き惚れてしまいました。

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パーティーは盛り上がりの中、元在オマーン日本国大使の久枝譲治様より閉会のご挨拶。北山ご一家を労われ、素晴らしい会を催してくださった日本オマーンクラブに感謝を述べられ、来年のサマーパーティへの期待をお話しになり締められました。