イベント情報
日本オマーンクラブ2026年度の総会・講演会が開催されました
日本オマーンクラブ2026年度総会が4月22日に東京広尾のオマーン大使館にて多数の会員の出席の下開催されました。
総会では新村事務局長の司会により、冒頭にブサイディ大使にご挨拶をいただきました。
通訳は大使館新スタッフのアメールさん。流暢な日本語で皆が感心する中、大使から日本での任務を終了しこの7月にはご帰国されるとの発表があり、一同大変驚きました。約8年間務められた大使は「まさにこの部屋で、ドバイから中継されたオマーン対日本のサッカーをオマーンクラブの皆さんと一緒に応援しました」とクラブ会員との初顔合わせを懐かしまれました。
総会では日本オマーンクラブの昨年度の活動実績報告、収支報告と進み、今年度の活動計画案、予算案、役員・理事選任案と続き、全て多数をもって滞りなく可決・承認されました。

総会後 当クラブ理事で建築士・インテリアデザイナーでもあり、長期に亘りアラブ文化に携わっておられる郡司みさおさんによる講演会「優しさあふれるアラビア建築」が続きました。
これまでアラビア建築に対して、壮大で華やかな建物という印象を持っていましたが、講演を通して、乾燥地帯という厳しい自然環境の中で、人が快適に暮らすための知恵や工夫が数多くあることを知り、とても興味深く感じました。
特に印象に残ったのは、暑さを避けるための工夫です。アラブ地域では高温で乾燥した気候の中で暮らしているため、中庭を設けて風を通しやすくしたり、厚い壁で室内の温度を保ったりするなど、気化熱や自然の力を利用した建築が多いという話が印象的でした。また、人々は建築を柔軟に使いながら生活しており、夏は涼しい奥の部屋、冬は暖かい南側の部屋を使い分け、さらに朝は一階、夜は風通しの良い屋上へ移動するなど、時間帯や季節に合わせて生活空間を変えていることに驚きました。
さらに、広い部屋に絨毯を敷き、その上で食事や団らん、寝起きまで行うという暮らし方も印象的でした。一つの空間を生活に合わせて自由に使う点は、日本の畳文化にも通じるものがあると感じました。(写真はクリックすると拡大)
またモスクについての話も興味深いものでした。モスクには大きな広間があり、その中では身分に関係なく皆が平等に祈りを捧げるという説明を聞き、人々をつなぐ空間であることを感じました。一方で、女性は別の部屋で礼拝を行う場合があることも知り、文化や宗教による考え方の違いについても学ぶことができました。
今回のご講演を通して、これまで馴染みのなかったアラブ諸国やアラブの人々の暮らし、文化について知ることができ、大変参考になりました。また、自然に逆らうのではなく、自然と共に暮らそうとする考え方は、日本でも学ぶべき点が多いと感じました。今後は建築を見る際に、その背景にある気候や文化、人々の暮らし方にも注目していきたいと思います。
講演会の後は大使館のご厚意でデーツとコーヒーで懇親会を楽しみました。(写真はクリックすると拡大)

万博オマーンパビリオンのイチジク・プロジェクト
惜別の春、大阪で一つのプロジェクトが結実しました。昨年に開催された大阪・関西万博にて、オマーン館の植栽として展示されていた「イチジクの木」の寄贈と移植、その第二弾です。
2025年の春、万博会場で出会った真っ赤なオマーン館の美しさは、今も鮮明に記憶に残っています。手入れの行き届いた庭園に、大好きなイチジクの木がたくさん植えられていました。パビリオンで出会ったオマーン人スタッフのみなさんは、とても気さくで温かい方ばかり。伝統衣装のディシュダーシャを優雅に身にまとい、来場者一人ひとりと丁寧に交流されていました。庭のイチジクの実が熟したときには、来場者とスタッフが共にその味を楽しんだこともあります。万博会場でのこうした交流は、私にとって決して忘れることのできない素敵な体験となりました。
万博の閉幕が近づくにつれ、この交流の証であるイチジクの木を守りどこかへ移植できないものかと考えるようになりました。そして保存に向け各所に奔走し、幸いにも想いが届き、木々を移植ことができたのです。
最初の移植先は、1月にこのサイトでもご紹介させていただいた大阪府内の小学校でした。そして今回、次なる移設先となったのが、1990年に開催された「国際花と緑の博覧会(花博)」の跡地である「大阪花博記念公園鶴見緑地」です。
同敷地内で、地域の子供たちやボランティアと共に農業体験・社会福祉・食育・環境問題などに取り組む自然農園事業「あわい農園」へ寄贈されました。この場所で、万博の記憶、そして日本とオマーンの交流の思い出として、イチジクの木が末永く大切に育てられていくことを願っています。

現在も、オマーン館にあった数本のイチジクの木と苗木を、専門家のもとで大切に保管しており、新たな移植先を検討している段階です。また形になりましたら、こちらでご報告させていただきます。こうした小さな積み重ねが、日本とオマーンのさらなる交流のきっかけとなり、ひいては平和への祈りへとつながることを、心より期待しています。
各地で留学生との「イフタールの会」が開催されました
日本オマーンクラブ恒例の「イフタールの会」が今年は全国3ヶ所で開催されました。2026年のラマダンが大学の春休みと重なったせいか、オマーン人留学生の多くは帰国中でしたが、オマーンクラブ会員との楽しい交流の機会となったようです。

3月5日(木)、東京・渋谷のアラビア料理レストラン「
食事は、フムスやババ・ガンヌーシュなどの前菜から始まり、
また、参加メンバーがプレゼントとして「オマーンチップス」と「
を持参しました。
歓談の中では、スキンケアやヘアケアといった身近な話題から、
楽しい時間は飛ぶように過ぎ、
福岡イフタールの会 (3月16日)
『博多魚蔵』にて、九州では現在ただ一人のオマーン人留学生をお招きして「福岡イフタールの会」を開催しました。
ハラール認定のお店は福岡では限られており、その中でも落ち着いてお食事できそうな所を選びました。魚蔵は全メニューハラール対応とのことで安心でき、予約の際は個室は空いてないとのことでしたが当日は個室へ案内してくださり、ゆっくりとお話しすることができました。生のお魚は苦手とのことでしたので、黒毛和牛のしゃぶしゃぶを注文しました。
英語を話すのが久しぶり過ぎて私の頭が英語になかなか変換してくれず初めは大変でしたが、Maryamさんはとても優しく一生懸命理解してくれようとしてくれました。また話がはずみ過ぎて、お鍋のお肉や野菜がぐつぐつと煮えてしまうことも(笑)。オマーンの話や日本でのことなど、たくさんお話ができとても有意義な時間になりました。
Maryamさんの留学はもう一年あるとのことなので、再会する機会をぜひ作りたいと思います。私にとっては「またオマーンへ行きたい!」が強くなりました。まずは切れてしまっていたパスポートを更新しに行きます。今回お声かけしてくださり、本当にありがとうございました。
2026年大使館祝賀感謝会
2月26日(木)にオマーン大使館で、大使館祝賀感謝会が開催されました。本年は断食月(ラマダン)での開催のため、イフタール(断食月で日没後に初めて摂る食事)形式で行われました。

新村事務局長による司会進行の下、冒頭、ジョーンズ享子会長による開会のご挨拶では、モハメッド・アル・ブサイディ大使と大使館職員の方々のオマーンクラブに対する数年に亘るご支援への感謝と皆様のご紹介があり、次いで、遠藤晴男名誉会長と岩城淳子理事より大使ご夫妻に、また会員から大使館員の皆様に、九谷焼や金沢の金箔入りコーヒーの贈り物が贈呈されました。

その後、ブサイディ大使から歓迎とクラブへの感謝のご挨拶を頂きました。大使の奥様は生後間もない赤ちゃんのお世話でやむなくご欠席でしたが、大使自らラマダンについてご説明され、またオマーンの歴史などをご紹介されました。
ラマダンは、世界中のムスリムが日の出から日没まで断食を行う神聖な期間で、恵まれない人々への共感や、神様への感謝や意識の強化、体も心も浄化する機会なのだと教えて頂きました。健康的には、食を断つことで体に回復する機会を与え、体全体のエネルギーを高めることができるとのことでした。また、ラマダン中は特に他人の悪口を言わないよう気を付ける、それらは他人から強制されるものでなく、自分で律するものであるとのイスラムの教えを学びました。何らかの事情で断食ができない時には、他者をもてなし喜捨をすることでよいということも、日本人にも通じる寛容な教えのように感じました。

オマーンはアラブ世界では最古の独立国家であり、18世紀にはアフリカ大陸東岸まで広がる帝国で、その影響力は現在のイランやパキスタンまで及んでいたこと、1833年にアメリカと友好通商条約が締結されたことなどについて、日本語のスライドをご用意して下さったことで理解が深まりました。
またオマーンの5大世界遺産では、バハラ城塞、バットやアルアインの考古遺跡、乳香の大地ドファール地方、カルハットの古代都市、アフラジュ灌漑システムを、美しい風景のスライドと共にご説明頂き、訪れてみたいと夢が膨らみます。
日没後、大使やムスリムの方々は礼拝のため暫し中座されましたが、その後デーツのお菓子とラバン(ヨーグルト風の飲み物)が運ばれ、イフタールが始まりました。

シェフ心尽くしのアラブ料理の数々、フムスやムタッバル、サンブーサやファラーフェル(ひよこ豆のコロッケ)魚の揚げ物やショルバ(豆のスープ)等など、お料理はどれも美味しく、私達も皆イフタールを堪能させて頂きました。

会員同士久しぶりにお会いする方々、初めてお会いする方々とも、楽しくお話しが弾み、親睦を深めることができました。デザートのクナーファやマハラビーヤ(ミルクプリン)、そして会員の小林様からご寄付頂いた沢山の新鮮なイチゴも、オマーンコーヒーと共に味わい深かったです。
大使の特別のご配慮で時間を少し延長頂き、閉めには遠藤名誉会長より閉会のお言葉を頂き、楽しい会はお開きとなりました。ラマダンの精神のように、感謝と分かち合いに満ちた貴重な時間を過ごさせて頂きました。
大使をはじめ館員の皆様、ご準備頂きました幹事の皆様、お集り頂きました会員の皆様方に、心より感謝申し上げます。
オマーンパビリオンのイチジクの木が大阪の小学校へ
大阪・関西万博2025では、オマーンパビリオンは多くの植
イチジクは大阪の特産品で、
1月22日、

式典では、駐日オマーン・
この木は今後、食育活動や国際交流教育など、

ところで、イチジクの花は実の中に隠されていることをご存知でしょうか。
























