講演会「オマーンに勤務して」が開催されました

2016-06-07

 

2016年5月24日、東京広尾のオマーン大使館で前駐オマーン日本大使の久枝譲治様(現・明治大学国際日本学部客員教授)による講演会が開催されました。

「オマーンに勤務して」と題するご講演では、久枝様が大使をつとめられた2011年秋からの約4年間のご活動について、豊富な写真とともにお話されました。

とりわけ、大使館で開催された文化イベントの数は圧巻で、日本画・アニメ・広告写真や広島をテーマとした写真の展覧会から、クラシック・和太鼓・ポップスのコンサートその他、数のみならずジャンルの幅広さにも驚かされるものでした。久枝大使が「日本の伝統文化だけではなく現代文化も紹介すること」に意を尽くしておられたこと、また、オマーン日本外交関係樹立40周年という節目もあり、これらのイベントが日本をより多角的に知っていただくきっかけとしてオマーンで大きな役割を果たされていたことがよくわかるものでした。

一方で、オマーン政府要人の方々との数々の会合や、2012年の安倍首相訪問時の裏話など、外交官というお仕事がいかに多忙かつ神経を使うお仕事かということが実感されるお話もあり、参加者も熱心に聞き入っていました。現在の2国間の友好関係がこうした外交活動の積み重ねによって大きく支えられていることを知る貴重な機会となりました。