ブサイディ オマーン大使の送別会開催

2026-06-16

 

日本オマーンクラブはこのたび、モハメッド・サイード・アル・ブサイディ駐日オマーン・スルタン国特命全権大使のご帰任に際し、送別会をラ メンサ ジャスミンにて開催し、全国から50名近い会員が集まりました。ブサイディ大使ご夫妻に加え、半年前に誕生された愛らしい赤ちゃんとご次男もご出席。

冒頭に、ジョーンズ会長によるスライドショーが上映され、2018年の大使の信任状捧呈式をはじめ、ワールドカップ・アジア最終予選の日本対オマーン戦の際、夜遅くにもかかわらず大使館に多くの会員が集まって共に応援した場面は、特に印象的でした。ほかにも文化交流イベントやクラブ行事など数々の思い出が映し出され、会場の出席会員はまるで昨日の出来事であるかのように懐かしそうに見入っていました。ブサイディ大使と日本オマーンクラブとの歩みが凝縮された映像は、送別会を飾る感動的なひと時となりました。続いて、森元誠二元駐オマーン大使よりご挨拶があり、これまでの日本・オマーン関係の発展に尽力されたブサイディ大使の功績を称える温かいお言葉が贈られました。

                            

その後登壇されたブサイディ大使は、2018年8月の赴任以来の日々を振り返りながら、「この8年間、毎日が私にとって大切なものでした。着任当初の信任状捧呈式で天皇陛下にお会いした際、『私が日本で最も好きなのは、日本の人々です』とお伝えしました。任期を終えた今、その考えは正しかったと確信しています。日本文化は大変美しく、素晴らしいものでした。私は日本とオマーンの関係強化に尽力してきましたが、それは使命というより情熱から生まれたものでした。私の外交官としての任務は終わりますが、友好はこれからも続きます」と述べられると、会場は大きな拍手に包まれました。大使は出席していた会員全員の一人ひとりに丁寧に挨拶して回られ、そのお姿から改めて温厚で真面目なお人柄がうかがえました。(小画像はクリックで拡大します)

 

 

ご在任中は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行や大阪万博の開催など、社会情勢が大きく変化する中にあっても、自国の魅力発信に精力的に取り組まれ、大使館での文化イベントの開催や銀座の商業施設へ赴き、オマーンを代表する特産品である乳香を用いた製品を視察されるなど、日本の消費者に向けてオマーンの伝統や魅力を伝える活動を支援されました。こうしたお取り組みは、オマーンとの接点が少なかった人々にもアラブ文化への関心を広げ、日本でのオマーンへの理解と認知向上に大きく寄与しています。

大使は17年間、物理学の教授として研究・教育に従事された後、17年間にわたり外交官としてご活躍されてきました。研究者として理論を探究し、外交官として真摯に国と国の絆を育んでこられたその歩みは、極めて稀有なものです。ご挨拶では、いつの日か物理と外交を結び付けた独自の視点による著書を執筆したいと語られ、会場の皆様も興味深く耳を傾けていました。オマーンクラブから送別の品として九谷焼の香炉と京扇子が贈呈され、大使ご夫妻も大変喜ばれているご様子でした。

                              

最後に、遠藤名誉会長による三本締めが行われ、名残惜しさが残る中、送別会は締めくくられ、出席者一同拍手で大使ご一家をお見送りしました。 その後は一足早いサマーパーティを兼ねて、会員同士がビュッフェを囲みながら懇親を深め、大使ご一家との思い出を語り合う和やかな交流の時間となりました。

大使のご功績は、両国の友好関係の発展において長く記憶されることと思います。ご一家のご健康とご多幸をお祈りするとともに、日本とオマーンの友好関係がこれからも一層発展していくことを願っております。