オマーンニュース

インターコンチネンタルホテル大阪の総支配人

2013-07-30

昨日、会員の方から以下のお問い合わせがありましたので、事務局ではさっそく情報通の 別の会員に訊ねてみました。そしたら、たちどころに答えが返ってきました。

たしかにオマーン人の方が支配人を務めておられます。みなさん、インターコンチネンタル大阪に宿泊の際にお声がけをすると喜ばれるかも。

ついでにお願いですが、クラブ員の方は多士済々、オマーンの情報通の方も大勢おられます。今後とも事務局へのオマーンニュースの提供や各種問い合わせをお待ちしております。

                    記
(問い合わせ)

「週刊ホテレス」にオマーン人らしき人物を発見しました
ちょっと古い情報なのですが、週刊ホテルレストランというホテル業界誌がありまして、これの6月28日号の表紙に日本人らしからぬ容貌魁偉な人物が映っており、この人はどこの国の人だろうかとページを繰って見たところ、彼はインターコンチネンタル大阪総支配人のハフィット・アル・ブサイディという方で、ホテルマンとしてのキャリア第一歩がインターコンチネンタルマスカットだったそうです。
この人はオマーン人でしょうかね?

(回答)

下記websiteでハフィット・アル・ブサイディ氏はイギリス生まれのオマーン人との
説明がありました。ご参考まで。

http://mrs.living.jp/hyogo/topics/tojyo/375340

以上

ラマダン月もあと10日間

2013-07-30

ラマダン月が始まった7月10日以来オマーンの人々はイスラム教徒の義務に従い、夜明け前から日没までの間飲み食いをせず、また喫煙、性行為も断って過ごしてきました。

ラマダン月も、あと10日間。この期間の奇数日(23,25,27,29日目)の夜に、アッラーが天使ジブリールを通じて預言者ムハンマドに啓示を下したといわれるLaylat al-Qadre (カドルの夜)がやってきます。

カドルの夜は一般的にはラマダン月の27日の夜とされていますが、ハディースに書かれているのはあくまでもこの10日間の奇数日の夜とだけ。
カドルの夜には天使と聖霊が豊かな祝福のために下るとされ、信仰心を持ってアッラーから報奨を望んでお祈りをしているとこれまでとこれからの罪が許されるといわれ、この夜の祈りは千の月にも勝る夜(一年中で最高の夜)と言われています。
その体験は特別なもので、いつもの礼拝とは違う感動を味わうことができるという人もいます。
この夜に恵まれるために、オマーンの人たちの熱心な祈りがあと10日間続くことでしょう。
中には、この時期毎晩モスクにお籠りをする人もいるようです。

註)1.Laylat al-Qadre (カドルの夜)は、力の意味、定命の夜、みいつ(御稜威)の夜などと訳されています。
    「御稜威(みいつ)」とは、広辞苑によると「天皇・神の威光」とあります。
    クルアーンが最初に啓示されたことで、全世界を照らすことになった御光の輝き    
    を与えたことに因んで、こう訳されたものと思われます。

2.ハディースとは預言者ムハンマド言行録。クルアーンが第一聖典であり、ハディースが第二聖典とされる。ただし、ハディースの一部はクルアーンよりも優先されると考えられるときがある。

国王恩赦の発出

2013-07-27

1970年7月23日にカーブース国王が即位したことから、毎年7月23日はルネッサンス・デーとして祝日・記念日となっています。

そしてそのルネッサンス・デーでは、毎年、刑務所に収監されている服役者に対し、恩赦が発出されるのが通例となっています。

今年も例年通り恩赦が発出されたのですが、今回は2011年にオマーン北部の都市ソハールで発生した抗議活動に参加した14人に対して恩赦が発出されたことから、内外から大きな注目を集めることになりました。

恩赦が出された14人は、政府施設を封鎖した罪や爆発物を所持した罪により、2年半から5年の懲役刑が下されていました。

Muscat Dailyの報道によると、ソハールの町では14人の釈放を祝って、夜通しパレードが行われたようで、クラッカーを鳴らしたりオマーンの国旗を振ったりする人たちが通りに出ていたようです。

釈放された14人の内の1人である、ハミース・アル=アジュミーさんは、「カーブース国王陛下と、我々と共に立ち、我々の釈放に貢献してくれたすべての人に感謝します」と述べています。

Oman Timesの記事はこちら http://www.timesofoman.com/News/Article-20161.aspx

ラマダン

2013-07-12

イスラム教徒は6つの信条を信じ、
5つの義務を行うことが求められています。
その5行の一つが断食(サウム)です。
この断食を行うあるラマダン月がオマーンでは
7月10日から始まりました。

この期間中、ムスリム教徒は日の出から日没まで
飲食・喫煙などを絶ちます。
日本の大相撲の十両で活躍するエジプト出身の
「大砂嵐」も日中飲食をせずに相撲をとることになります。

勤務時間も短縮されますが、オマーンでは、
日曜日から木曜日まで(金・土が休日)、
役所は勤務時間が9時~14時までになります。
民間も週30時間(8時~14時)となります。

ラマダン月は聖なる月なので、祝辞を送るのが常です。
みなさんもオマーン人のお友達に
「Ramadan karim. I wish you good health and happiness」
等のメッセージを送られたらいかがですか。喜ばれます。

なお、日没後の食事(IFTAR)は通常よりは
ご馳走が並び、親族・友人などに振舞われます。
また、夜になって人が街に繰り出すので、
ショッピングモールやレストラン、
商店なども夜遅くまで賑わいます。

サラーラ・観光フェス2013

2013-06-16

オマーン南部ドファール地方は,モンスーンの影響で7−9月の間は日本の梅雨時のような霧雨が毎日続き、大地は緑一色となります。 

みなさん、想像できますか。

これは、ほとんど雨が降らない国からの観光客には珍しい経験となります。
この時期に開催されるサラーラ・観光フェスティバル(一般的にはハリーフ・フェスティバル。「ハリーフ」は秋の意)には、近隣湾岸諸国、遠くはヨーロッパや他の中東諸国からの観光客が多く集います。
サラーラはいまでは中東の中での最高の夏の避暑地のひとつとしての評判が高くなっているのです。

今年はラマダン(断食月)が7月中旬に始まります。これを受けて、このほどドファール行政区長が「今年のサラーラ・観光フェスティバルは、断食月が明けて行われるイードゥール・フィトル(断食明けのお祭り)の2日目から始まる」と発表しました。

発表によると、今年は観光客受け入れ施設なども充実し、行事としては、宗教・科学・文化に関するレクチャー、オマーンやアラブ湾岸諸国の音楽や踊りの公演やコンテスト、工芸品その他の展示会などが予定されているとのことです。

(6月12日付けODO)

緑一色のサラーラを伝える現地紙:http://main.omanobserver.om/node/167622

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